肝油ドロップ

小学生時代は、学校で年に1回肝油ドロップの販売があった。毎年何月かは忘れたが、ある時期になると申込書が回覧され、肝油ドロップの購入希望者を募っていた。
僕も低学年の頃は毎年買ってもらっていた記憶がある。
この肝油ドロップだが、なかなか子供の味覚に合うよう作られており、飴玉というかゼリーのような感覚で、駄菓子感覚で食べていたと思う。
そんなわけで一日1粒までと決まっていたのだが、あまりの美味しさから親に黙って3粒くらい一気に食べていた。
だから、1ヶ月くらいで食べきってしまい、たいそう親に叱られたものである。
だいたい、食べ過ぎたところで特に健康上の影響を感じられなかったので、調子に乗って食べていた気がする。
また、そもそも1年に1回しか販売しないのに100粒くらいしか入っていなかったので、きちんと決められた量を毎日食べ続けることに子供ながらに疑問を感じていたのも事実である。
そして僕がそんなことを思いながらいい加減に食べていたので、高学年になると一切買ってもらえなくなってしまった。
肝油ドロップは今でも売っている。僕みたいないい加減な気持ちで駄菓子感覚で食べない限り、きっと効果があるのだろう。