スーパーボール

子供の頃はスーパーボールが流行っていた。直径1センチ位から大きいのでは5センチ位の物まであったと思う。色もカラフルであり、なかには透明のゴムの中に模様が入っていたり、花弁が入っている物なんかもあった。どうやって遊ぶかは人それぞれであり、僕なんかはコレクションしているだけでも楽しかった。しかし、投げたりすると弾力でどこまでも跳ねるため、よく失ってしまうこともあった。
学校では休み時間に廊下の端から端まで思い切り投げて、その跳ね返りを楽しんで遊んだ記憶もある。もちろん先生に叱られたわけだが。
駄菓子屋ではクジの景品に必ずといってよいほどスーパーボールがあった。一等賞は直径5センチ程の特大スーパーボールがあり、何回も挑戦した。
今では縁日の屋台でスーパーボール釣りみたいなものを見かける以外は見たことない。時間を持て余した時に何気なく壁にぶつけて遊んでしまうのがスーパーボールであった。